人生の目的っていうと、大きな夢とか、命をかけてとか、情熱を傾けられるようなこととかを思い浮かべがちではないでしょうか。
というか、私がそうでした。
周りの音も声も聞こえなくなって、食べることも、トイレに行くことも忘れる。
子どもの頃、本を読んでいるとそんなことがよくありました。
そんな風に打ち込めるものが、「人生の目的なんだ」と思っていたんです。
でも、人生の目的はそんなに大きなものである必要はなかったようです。
今、私には4つの「人生の目的」があります。
- 大好きな本を読む読書の時間をたくさん持つ
- 自分とは?人間とは何か?を探求する
- 美しいものにたくさん触れる
- 死ぬまで元気できれいでいる
人の思考、歴史、人体、医療、宇宙、冒険・・・
自分の好きな本を読むことで、たくさんの世界を知るワクワク。
知識が増えることで、アイデアもたくさん生まれる。
人の役に立てることだって増えていく。
哲学、心理学(的なもの)、ヨガ、瞑想・・・
人間とは?自分て何だろう?
子どもの頃すごく考えて、学校にあまり行かなかった1年間があります。
考えてもわからないから「死んだらわかるか」と一旦あきらめたんですけど、ヨガに出会ってまた探求しはじめました。
今度「うーん」って考えるのではなくて、楽しく自然に(笑)。
人生の迷子になっていた私が、自分に向き合える最高の技術に出会えたのはラッキーだったと思います。
ラッキーで思い出しました。
話がちょっと外れますが、アメリカにいた頃「君はラッキーガールだね」と、なにもラッキーなことが起きてもいないのに言われたことがあって「なんで?」となったことがありました。
日本の感覚で「ラッキー」っていうと、「棚からぼたもち」的な、なんかいいことが突然やってきた、そんな「幸運」のような感じですよね。
その時言われたのは、何かいいことがあったということではなく、生まれた環境や性格のようなもの、いろんなものを含めて「あなたは幸せだね」という意味だったんです。
ラッキーなことに変わりはないんですけど(笑)。
それから、食、雑貨、家具、ファッション。
自分の美意識に合うものだけでいいと思っています。
音楽や美術も、好きなものは本当に好きになるけど、興味のないものは全然興味がない。
大量生産されるものには、興味がないかな・・・といったことが多いです。
魂が込められていると言ったらコワイけど、エネルギーのようなもの、作った人が手塩にかけたもの、そうやって作られたものが持つ高い波動のようなものに惹かれるのかもしれません。
こんなだから、プレゼントに困るって昔から言われちゃうんです。
でもそれって自分で選ぶときだけのことで、いただくものはなんだって嬉しいんですけど。
そして健康でいたい。
そう思うのは、かったるい人になりたくないから。
昔はかったるいことが多かったんです。
だるいし、めんどくさいし、やる気がない。
そんな自分がイヤなんです。
元気に、好きなことして、楽しんでいたい。
年相応にきれいでいたい。
よぼよぼ歩きたくないし、猫背の老人になりたくない。
加齢臭がするのもイヤ。
シワやたるみはあってもいい。
でも清潔感のある肌でいたい。
人がどうということではなく、自分がこうありたいという目標です。
健康でいることと、きれいでいることは同じだと思っています。
心身が健康であるために、やることをやって、それでも健康でなくなってしまうなら仕方ないと思えるけれど、自分をないがしろにした結果ならきっと後悔する。
シワやたるみができてからとか、病気になってからどうにかしようとするよりも、予防する方がずっと簡単です。
心理的にも身体的にも、そして経済的にもはるかに痛手が少ない。
こんな私の「人生の目的」に、普段の生活を全部つなげていきます。
例えば本を読んで学んだこと。
それをアウトプットすると、自分の知識として定着します。
実践して、実感していること。
ヨガだったり、瞑想だったり、呼吸を整えることだったり。
これもアウトプットすることで、知ったことや気づいたことを人と共有できる。
こんなだったよ。こんな風にやるといいよ。
そう伝えることができる。
実験が好きなので、実践して、実感したものを伝える。
それが楽しいんです。
私の場合のアウトプットは、レッスンや講座を開催する、ラジオで話す、ブログを書く、といったことです。
「世界を変えよう」とか「人生をかけて」なんて大きな目標じゃなくても、自分の好きなことをすることを目的にして、やること全てをそれにつなげていったら「人生の目的」が見えて楽しくなりました。
そうか、これでいいんだって思えます。
そうすると、無駄な時間を使うことがなくなります。
行動に矛盾もなくなります。
これは自分の目的に合っている?合っていない?
それも自分のやりたいことが目的だから、「やらなきゃ」というのではなくて、目的に沿っているから大変でもやれてしまいます。
目的がわかっていると、やることが多すぎて時間がない。
仕事に行きたくない。
こんな風に思うことがなくなります。
それに、こんな風でいると、あれもこれもないの「ないない感覚」を持つことになってしまいます。
いつも忙しい。自分の時間なんてない。
もっと時間があったらいいのに。
もっとお金があったら、色んな事ができるのに。
こんな風に私たちは思ってしまいがちですけど、こんな風に思ってしまうと生産性が下がってしまいます。
忙しくて時間がない、仕事したくないって思いながらなにかをしていても、生産性は上がらないんです。
むしろ、あれもこれもできてないって気持ちになって、「あーできてない」「これもできない」と、焦りやジレンマが生まれてしまう。
やりたいことや、やるべきことの中でも、本当にやりたいこと、本当にやるべきことだけに時間をつぎ込むと、時間術や仕事術なんてことを知らなくても、ちゃんと成果につながる。
私の人生の目的は、私が好きなことをする。
なんて単純。
なんともシンプル(笑)。
シンプルイズベストって本当です。
楽しいですよ。
あなたの本当にやりたいことはなんですか?
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